予備校講師を務める主人公・旺辺流人 (おうべ りゅうと)。
教え子の多湖浦華那 (たごうら かな) と恋仲になり、その人生にもやっと運が巡ってきたと思っていた。
だが華那の父親はその筋の人間らしく、華那との関係がバレてその逆鱗に触れ、流人は文字通り “海に沈められてしまった”。
――流人が次に目を覚ますと、自宅の布団の上で見知らぬ少女・摩州水樹 (ましゅう みずき) に介抱されていた。
話を聞くと、水樹は流人の兄が婿に入った摩州家の次女で、兄の奥さんの妹にあたるらしい。
しかし一ヵ月前に兄夫妻が事故で亡くなり、独り身になってしまった水樹は流人に家に来てほしいと頼んできたのだ。
普段なら迷うことなく断っただろう。 しかし命を狙われていることもあり、流人は彼女の言葉に従うことにした。
“波手乃島(はてのしま)” ――太平洋に浮かぶ小さな島に、水樹の実家はある。
この島は古き神が眠っている場所と繋がっており、この島の住人たちはその神を奉る者の末裔だという。
水樹の実家・摩州家は、彼らが滅びぬように管理する “支配者の家系” だったのだ。
島に着いた流人は、水樹と “婚姻の儀” と呼ばれる儀式に参加することになる。
水樹が家を継ぐためには、夫となる人間が必要。 さもなくば、水樹は島の実力者の慰み者として一生囲われるしかないのだという。
婚姻の儀で、流人の掌に刻まれる疵痕 “支配者の証”――
錨のようにも、翼の生えた魔物の姿のようにも見えるそれは、他人に見せるだけで……望みが叶う。
傷を治したり、少しばかり自然をいじったり…… まるで魔法のように、強力な○○術のように、流人の言葉は絶対になる。
だが同時に、支配者は被支配者への義務を負う。 彼らの血筋を残すために “花嫁” を捧げる必要があるそうだ。
それがなければ島民は別の支配者を求め、今の支配者は神への生け贄になるという……。
“DOMINATION GAME 《支配遊技》”
これはゲームだ。 どの娘を生け贄とし、どの娘を手に入れるか。 それ次第で流人の運命は変わる……。
永遠の支配者でも良い。 全員をはべらし、短く良き夢を見るのも良い。
あるいは…… この “良き夢” を壊して、悪夢のような現実へと帰還を目指すことも出来るかもしれない。
さあ、ゲームを始めよう。
…… フン ・ グル ・ イム ・ グル ・ ウナフ ……
碧き海に眠る神が退屈せぬように。
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摩州 水樹 (ましゅう みずき) CV:篠原ゆみ
- 身長:158cm バスト:Eカップ
波手乃島を支配する “摩州家” の次女で、主人公・流人の婚姻相手。
性格は純真で素直、でも意外にしっかり者。
妾の子であったため姉や母から邪険に扱われ、そのためか “愛されたい・家族が欲しい” という欲求が人一倍強い。
また本家から遠ざけられ全寮制の学園に通っていたため、島のルールを知らない。
島で生きるために流人と婚姻の儀を行い、身体を重ねて以来 流人を頼るようになる。
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灰堂 美夜子 (はいどう みやこ) CV:藍川珪
- 身長:167cm バスト:Gカップ
島にある “海神(みなかみ)神社” で宮司を務める女性。
島について詳しく、流人にとって協力者であると同時に、より危険な状況へ導くトラブルメーカーでもある。
その知識はなかなか素直に教えてくれず、話を聞けてもすでに手遅れということが多い。
宮司の他にも、雑貨店の店主、飲み屋のママ、学園の保険体育の先生、
果ては 教会のシスターまでも兼任している謎多き人物。
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須磨 璃々 (すま りり) CV:手塚りょうこ
- 身長:151cm バスト:Cカップ
小麦色の肌をした野性的な少女。 水樹とは幼なじみ。
島民とは一線を引く “外道筋” と呼ばれる家系に育ちながら、島民の信頼を得ている。
学生ながら運動神経が良く、戦闘能力も高い。
水樹のために流人の命を狙うが失敗し、流人の能力の実験台にされてしまう。
最終的には 流人の○○ → メイド として仕えることに。
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英久 伊万里 (てつし いまり) CV:青城夜兎
- 身長:171cm バスト:Eカップ
波手乃島に訪れた国家開発局の役人。
島に眠る豊富な資源を求めて再開発計画が進んでおり、そのための調査に訪れた。
だが彼女には何か別の目的があるらしく、そのために流人を脅迫してくることも……。
美夜子は彼女を “軍属” と呼んでいる。
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英久 紗也 (てつし さや) CV:琉花あか
- 身長:145cm バスト:Dカップ
伊万里の妹。 巫女の家系なため霊力が強い。
しかし “人に見えないモノが見える” という理由で学園ではイジメに遭っていた。
唯一の肉親である姉を頼り、内緒で島を訪れた際に事故に巻き込まれてしまう。
そして一時的に記憶と視力を失った彼女を、流人が助けて世話をすることになる。
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多湖浦 華那 (たごうら かな) CV:蓬かすみ
- 身長:152cm カップ:Eカップ
流人が東京で予備校の講師をしていた時の教え子。
相思相愛のハズだったが、その関係を父親に知られて全責任を流人に押し付けた。
それが彼女の本意かは不明。
その後、島の再開発を提案する父親と一緒に島へやってくる。
流人にとっては復讐のチャンスであり、能力で流人のことを思い出せなくなっている。
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主人公 旺辺 流人 (おうべ りゅうと)
- 身長:176cm
恐ろしく不運続きの人生を送っている青年。
何事も途中まで上手くいくのだが、その後にロクな展開が待っていない。
そんな人生続きで、「ああ、どうせまた…」 と冷めた性格になっている。
両親を早くに亡くし、唯一の肉親でもある兄とは仲が悪かった。
就職先も見つからず、大学の恩師の紹介で予備校の講師を務めている。
教え子の華那と交際することになり、やっと運が巡ってきたと思えたが……。
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多湖浦 海童 (たごうら かいどう) CV:相馬康一
- 身長:161cm
華那の父親。 70歳は超えているように見える老人。
不動産王と呼ばれ、その周囲には剣呑な噂が絶えない人物。
溺愛している娘の華那をキズモノにした流人が許せず、部下に海に沈めるよう指示を出す。
その後、波手乃島の再開発を提案するため島へやってくる。
この時 流人は、復讐のために親子から自分の記憶を消去してしまう。
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三郷 拳 (みごう けん) CV:関幸司
- 身長:190cm
多湖浦の用心棒。 いつも冷静で無表情。
傭兵上がりで、プロレスラー並みの屈強な肉体を持つ。
流人を海に沈めた実行犯。
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須磨 龍一 (すま りゅういち) CV:八重崎愁
- 身長:180cm
璃々の兄。 島で漁師をしている男性。
黒く焼けた肌は細身で筋肉質。 眼はぎょろっとした印象で唇は厚め。
純粋な島民ではなく、後から移住してきた者たちの末裔なのだが、
島の若者たちの信頼は厚く、若い漁師たちのリーダーでもある。
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幾潮 源三 (いくしお げんぞう) CV:野畑繁大
- 身長:170cm
お腹が出ているけど手足が細い、顔も目が離れた蛙顔の男。
龍一と並ぶと どう見てもこちらが子分に見えるが、実際は島の実力者の息子。
水樹の家に次ぐ家系の長男であり、病床の父に代わって島長的な立場にある。
……のだが、龍一や他の者たちに好きにされている。
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